インデックスファンド投資の名著『ウォール街のランダム・ウォーカー』は、まさにバイブル的な存在です。
僕自身も今読み進めていますが、深い分析や事例に基づいた解説は、とても分かりやすくかつ説得力があり、すでに何度も読み返したい気持ちになっています。
そんな名著である本書を、自分自身忘れないためにも、そしてみなさんのためにも、各章毎にこちらのブログにまとめていくことにしました。
ふと内容を思い出したいときに、見てみていただけると幸いです。
まずこの記事では、「まえがき」より、第12版に込められた筆者の想い、全版を通して変わらないメッセージ、そして今版における3つの追加点について見ていきましょう。
目次
初版から45年が経過
『ウォール街のランダム・ウォーカー』は、初版から45年が経過しています。
そして、今作は、第12版となります。各年代毎に表紙が異なるのも時代を感じますね。
初版は1973年。著者のバートン・マルキールは、1932年生まれなので、40歳過ぎの頃に初版を執筆し、90歳手前になった今でも、新たな知識を元に加筆している、というわけですね。
まさに投資界のレジェンドといえるでしょう。
45年経ってもメッセージは変わらない
『ウォール街のランダム・ウォーカー』は、初版から45年が経った今でも、そのメッセージは変わっていないという。
バートン・マルキール氏は、次のように語っている。
初版の中で発したメッセージは「個人資産家にとっては、ここの株式を売買したり、プロのファンド・マネージャーが運用する投資信託に投資するよりも、ただインデックス・ファンドを買ってじっと待っている方が、遥かに良い結果を生む」という単純明快なものだった
そう、インデックスファンドを買ってじっと待っていればよい。それだけなのですね。
でも、人は欲望の生き物であり、これを貫くのがまた難しいわけです。
なぜ12回も改訂しているのか?
では、なぜ本書は12回も改訂しているのでしょうか?
答えは、この45年間で、おびただしい数の新しい投資商品が開発され、提供されるようになっているから。
『ウォール街のランダム・ウォーカー』は、総合的な投資指南書を目指しているため、そのような新たな投資商品についてもカバーする必要があるというわけです。
Q. 何が新たに盛り込まれているの?
では、第12版では、何が新たに盛り込まれているのでしょうか?
大きくは、以下の3点です。
- 新しい金融商品の解説
- 新たな投資理論に関するアカデミック動向
- ライフサイクルと投資戦略
新しい金融商品の解説では、まだ記憶に新しい「仮想通貨」についても触れられています。
また、新たな投資理論に関するアカデミックな動向については、ファイナンス理論やスマートベータ運用についてそれぞれ1つの章を割り当て解説してくれています。
さいごに、ライフサイクルと投資戦略では、ライフステージ毎の投資戦略指南をしてくれています。。ここだけでもフィナンシャルアドバイザーを雇うより価値があると豪語している、注目の章です。
まとめ
本記事では、『ウォール街のランダム・ウォーカー』の冒頭の「まえがき」より、筆者であるバートン・マルキール氏の第12版に込められた想い、そして第12版の変更点について触れてきました。
これから全15章について、それぞれこのようにスライドを中心に分かりやすくまとめていきます。
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ぷくろー
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『ウォール街のランダム・ウォーカー』が名著すぎるので、1章ずつ分かりやすくまとめていくことにしました💡
まずは、まえがき部分です。
今後もお楽しみに☺
— ぷくろー🦉@副業×資産形成ブログ (@pukuro7) November 11, 2019