ぷくろー
2020年1月26日に行われたFP技能検定3級を受けてきました。
自己採点を行ってみたところ、
学科試験:49/60(81.7%)
技能試験:18/20(90.0%)
ということで、ドキドキでしたが、結果的には60%の合格ラインをある程度余裕をもって超えることができました。
#FP3級 の自己採点してみた✏️
学科試験:49/60 (81.7%)
実技試験:18/20 (90.0%)これは…!!
一旦自分を褒めたい笑💮不安だった部分もありましたが、合格ラインには達していそうで安心☺️
応援してくださったみなさんありがとうございました!
安心したので温泉いってきます♨️ pic.twitter.com/2Z78mY3zEq
— ぷくろー🦉@副業×資産運用でFIREへ (@pukuro7) January 26, 2020
ただ、十分な勉強ができていたかというと、仕事が忙しかったこともあり、正直ギリギリの戦いでした。試験がはじまる直前まで問題集にかじりついているほどで(笑)
でも、そのような時間がない状況だからこそ、「どうやったら効率良く試験対策ができるだろうか?」と考え、実践していました。
本記事では、そんな僕が実践したFP技能検定3級の効率的な勉強法についてお伝えしていきます!
目次
FP3級のレベルはどんなもの?
勉強法に入る前に、「そもそもFP3級って難しいんだっけ?」という疑問に答えていきます。
結論から言うと、「日常的な常識だけで合格するのは困難だけれど、ある程度勉強すれば合格しやすい」というレベル感です。
その根拠として、2019年9月に実施のFP3級試験の合格率を見てみましょう。
試験機関 | 試験科目 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|---|
きんざい | 個人資産相談業務 | 13,843 | 6,291 | 45.45% |
きんざい | 保険顧客資産相談業務 | 13,583 | 5,883 | 43.31% |
FP協会 | 資産設計提案業務 | 20,332 | 16,159 | 79.48% |
FP検定には、「きんざい」と「FP協会」の2つの試験機関があります。
「きんざい」は企業団体受験が多く、「FP協会」は個人受験が多いと言われています。
それぞれの受験者層から、以下のような傾向があります。
- きんざい:企業団体受験が多く、自らの意志で受験していないため勉強していない人もいる。そのため合格率が低い。
- FP協会:個人受験が多く、自らの意志で受験しているためある程度勉強をしている人が多い。そのため合格率は高い。
ここから言えるのは、つまり、きちんと自分の意志で申し込みしている人は約80%の確率で受かっているということです。
ちなみに、僕も「FP協会」の方で申し込みをしました。その理由については、申込時に書いた以下の記事にまとめています。
非金融業界ではたらく僕がFP3級を受けると決めた理由僕の実践したFP3級勉強法
では、FP3級のレベル感を踏まえた上で、僕の実践した勉強法について解説していきます。
勉強法といっても、非常にシンプル。以下の3ステップです。
- テキストを1周読む
- 問題集をやりながら分からないところはテキスト戻る
- 直前に問題集で間違えたところを見直す
これらの3ステップについてそれぞれ解説していきます。
テキストを1周読む
まずはシンプルにインプットです。
いきなり問題集にいくと、僕の経験上では心が折れます。
それよりも、ある程度の知識をインプットした上で問題集に挑むことで、その次のステップとして「分からないところだけ見直す」という勉強法ができるようになるので、おすすめです。
注意点としては、ここで時間を掛けすぎないことです。どのテキストも500ページほどあり、情報量としては非常に多いです。
いきなり100%を目指して覚えようとするのではなく、まずは30%くらいの気持ちで、一旦テキスト全体に目を通して、全体感を把握することを意識するとよいでしょう。
テキストでうんうん言っているよりも、問題集で実践で覚えていったほうが、頭に入ってきやすいですし、問題として出やすいところには傾向があるため、問題集を解くほうが効率良く試験対策を行うことができます。
僕の場合は、以下のテキストを使いました。書店にいくと、いくつか書籍が並んでいると思いますが、正直大差はないので、自分の気に入ったもので大丈夫です。
問題集をやりながら分からないところはテキスト戻る
さて、30%覚えるくらいの気持ちでインプットを終えたところで、次に問題集をやっていきます。
僕は、以下のテキストを使いました。
ここで個人的におすすめなのは、テキストと問題集を同じシリーズで購入することです。これは絶対守ったほうが良いかと思います。
なぜなら、問題集の各設問には、問題集で該当するページが記載されており、問題集とテキスト間の連携がスムーズで勉強が捗るからです。
上の画像のように、該当ページが書いてあるので、分からなかった時、もっと詳細を確認したいときにすぐにテキストの該当ページに戻ることができます。
これがあるのとないのとでは大きな差になるので、テキストと問題集の購入時には是非チェックしてみてください。
他のシリーズは確認できていませんが、「うかる!FP」シリーズは対応しているので、とても勉強を進めやすかったです。
直前に問題集で間違えたところを振り返る
最後に、僕の場合は当日でしたが、問題集で間違えたところを一気に振り返ることで、記憶を定着させていきます。
これは科学的にも証明されていることですが、人間の記憶は忘却曲線に則り、時間が経つにつれてどんどん忘れていってしまうような作りになっています。
そのため、一度間違えたところでも、振り返りをしなければ、また本番でも間違えてしまう可能性があります。
それを避けるために、間違えたところにはしっかりチェックマークを入れておき、見直せるようにしましょう。
勉強にどれくらいの時間が必要か?
では、FP3級に合格するために、どれくらいの勉強時間が必要なのでしょうか?
僕の場合には、おおよそ以下のような時間がかかりました。
- テキスト読む:10時間(1時間×10回)
- 問題集解く:20時間
- 間違えたところ見直す:5時間
合計で35時間くらいですかね。
正確な数字ではありませんが、おおよそこれくらいの時間感覚です。
試験の1ヶ月前から少しずつテキストを読む時間をつくり始め、試験の5日前に問題集を解き始め、試験当日に一気に見直しをしました。
正直、試験の5日前に問題集に着手した際には、「これは終わったか・・」と思えるほど間違えばかりでした。
でも、問題パターンには傾向があるため、きちんと問題を解きまくることで、正答率は飛躍的に上がってきます。信じてやりぬきましょう。
今回の自分の試験対策について、あえて反省点をあげるとするならば、試験の2週間前には問題集に着手しておきたかった、という点です。
そうしておけば、無駄に焦らずに済んだのかな、なんて思ったりします。
まとめ
本記事では、2020年1月26日のFP3級を受験してみた実体験を元に、自分なりのFP3級勉強法をまとめてみました。
もちろん人によって差はあると思いますが、テキストと問題集をそれぞれ1冊ずつやることで、合格が見えてくるのではないかと思います。
ここまで読んで頂いた方は、すでに申し込みをされている方が多いかもしれませんが、もしまだ受験を迷われている方がいらっしゃいましたら、是非以下の記事を読んでみてください。
FP3級を受験して感じた3つのメリット|金融業界以外の人にこそおすすめの国家資格他の記事でも言っていますが、FP3級は、お金と向き合うことになる人(=ほとんどの人)にとっておすすめの国家資格です。
この記事がFP3級の勉強の一助となれば幸いです!
最後に、文中でご紹介した僕が利用したテキストと問題集のリンクを貼っておきます。
どれを買うか迷われている方は、迷っている時間がもったいないので、以下の書籍でも他の書籍でもよいのでどれかを購入して、早めに勉強を始められるとよいでしょう!