「投資信託とETFの比較シミュレーション」を公開!

NISAにおけるアセットアロケーションのための初心者向け前提知識

NISAにおけるアセットアロケーションのための初心者向け前提知識

ぷくろー

NISAで投資を始めてみようと思った時に、実際どのように株や投資信託を買っていけばよいのか悩むよね。今日はそんな悩みを解決していくよ!

何事もはじめての時には、分からないことだらけでどういうふうに考えていけばよいのか悩みますよね。

投資も例外ではなく、むしろ全体感が掴みにくい部類だと思います。

そこで、本記事では、NISAで初めて投資を始めようという方向けに、どのように投資商品を組み合わせていくか(アセットアロケーション)の考え方、運用指針について、解説をしていきます!

投資初心者向けアセットアロケーション入門

まずは、「投資が初めて」という方向けに、「アセットアロケーションとはなんぞや?」という疑問を解消していきます。

ぷくろー

「アセットアロケーション」「ポートフォリオ」といった投資用語にも慣れていこう!

「アセットアロケーション」ってなに?

「アセットアロケーション」とは、様々な投資商品(アセット)を組み合わせて、自分の持つお金を分配(アロケーション)することをいいます。

世の中には、株式、投資信託、債権、不動産、金、仮想通貨など、様々な投資商品がある
世の中には、株式、投資信託、債権、不動産、金、仮想通貨など、様々な投資商品が存在しています。

株式の中でも、ハイリスクハイリターンな株もあれば、ローリスクローリターンの株もあります。

このように、多種多様な投資商品からどこに投資をするのか判断し実行していくことを「アセットアロケーション」というわけです。

「ポートフォリオ」ってなに?

次に、「アセットアロケーション」に似たような言葉で、「ポートフォリオ」という言葉を聞いたことのある人もいるでしょう。

「ポートフォリオ」とは、アセットアロケーションにより組んだ投資商品の組み合わせのことを言います。

アセットアロケーションとポートフォリオの関係性
「アセットアロケーション」と「ポートフォリオ」の関係性を図示すると、このようになります。

「アセットアロケーションにより、自分オリジナルのポートフォリオを組む」といった形で使います。

「NISA」におけるアセットアロケーション

NISAにおけるアセットアロケーションでは、1年間に120万円という非課税枠をどのように分配(=アロケーション)していくかを考えていくことになります。

NISAでは、1度売ってしまうとその非課税枠はもう利用できなくなってしまうので、注意が必要です。

NISA(ニーサ)とは何か?NISA(ニーサ)とは?投資経験ゼロの初心者でも分かるNISA入門!

「つみたてNISA」におけるアセットアロケーション

「つみたてNISA」におけるアセットアロケーションでは、定期的につみたてをする投資商品を変更していくことになります。

なお、過去につみたて(購入)した投資商品を変更するためには、一度売却をしてから、再度購入をする必要があります。

その際には、つみたてNISAの非課税枠の再利用はできないため、注意をしておく必要があります。

ぷくろー

非課税枠を有効利用するためにも、基本的には一度購入した商品はそのまま放置しておくのがよいよ!

アセットアロケーションの基本的な考え方

では、アセットアロケーションやポートフォリオといった用語や、「NISA」「つみたてNISA」のアセットアロケーションにおけるポイントを踏まえた上で、「アセットアロケーションの基本的な考え方」に迫っていきましょう。

ぷくろー

様々な投資商品でポートフォリオを組むことで、より安全に収益を立てていこうというわけだね。

リスクとリターンのバランス

まず、原則として「ローリスクハイリターン」な魔法のような投資商品はありません

もし、そのような投資商品を売ってくる人がいれば、まず疑ってみるべきです。

なぜなら、「ローリスクハイリターン」な投資商品があるのであれば、その投資商品には人気が殺到するはずであり、わざわざ売り込んでくる必要なんてないからです。

ローリスクローリターン、ハイリスクハイリターンは投資の大原則
「ローリスクローリターン」「ハイリスクハイリターン」は投資の大原則なので、覚えておくと騙されるようなことがなくなります!

資産タイプ別の投資商品分類

では、そのようなリスクとリターンのバランスが「資産タイプ別」ではどうなっているのか、見てみましょう。

資産タイプ別のリスクとリターンの関係性
個別企業の株式は、その銘柄にもよりますが、やはり値動きが激しいので、ハイリスクハイリターンとなります。
一方、債権は、日本国債のように元本保証(マイナスに決してならない)のものもありますが、その収益は銀行に預けているのと変わらないレベルで低水準です。。

このように、投資商品の資産タイプに応じても、リスクとリターンの傾向は異なっています。

また、同じ株式の中でも、その傾向は異なります。たとえば、大手自動車メーカーやメガバンクなどの大型株と上場仕立てのベンチャーの株などでは、大きく傾向が異なります。

個別企業の株式の中でも、大型株とベンチャー株とではリスクリターンの傾向が異なる
上場仕立てのベンチャー企業もアロケーション先の1つとして入れてみるとリターンも大きいため面白いです。
主にマザーズ市場の企業が対象となります。

新興国と先進国、地域別の投資商品分類

では、地域別ではどのような傾向にあるでしょうか?

新興国と先進国でもリスクリターンの関係性は同様です
新興国は伸びしろは大きいけれどその分リスクも大きいので注意が必要ですね。

直感的にも分かるように、新興国ではハイリスクハイリターン、先進国ではローリスクローリターンですね。

ぷくろー

アフリカの経済が今後どうなっていくのか、正直読めない要素も大きい。これこそハイリスクハイリターンなゆえんなんだ。

投資信託はアクティブとパッシブに分かれる

次に、投資信託の中では、「アクティブ」と「パッシブ(インデックス)」と呼ばれる2種類に分けて考えることができます。

  • アクティブ型:ファンドマネージャーやアナリストといった投資のプロがアクティブに運用をしてくれる投資信託。手数料は高いが、高い利回りを期待できる。
  • パッシブ(インデックス)型:「日経平均株価」のような株の指数(インデックス)に連動することを目指した投資信託。人件費が低い分、手数料も低め。
投資信託にはアクティブとパッシブ(インデックス)の2種類がある
アクティブ型の投資信託は、投資のプロが積極的に運用するため人件費の分だけ手数料(信託料)も高くなります。
その分だけリターンが大きければいいのですが、結果はそうとも限らないので、パッシブ(インデックス)型が最近のトレンドです。
「投資信託」とは?
投資家からのお金を1つにまとめて、運用のプロが運用を行い、その運用益を投資家に分配する投資商品のこと。「アクティブ型」と「パッシブ(インデックス)型」に分けられる。
(画像引用元:投資信託協会公式サイト
投資信託とは?(投資信託協会公式サイトより)

まとめ

本記事では、アセットアロケーション・ポートフォリオについて基礎、アセットアロケーションにおける投資商品毎のリスク・リターンについて解説をしてきました。

お伝えしたかったことをまとめると、以下のようになります。

  • 「アセットアロケーション」により、各々の「ポートフォリオ」を組むという用語の使い方をする
  • 「ローリスクローリターン」「ハイリスクハイリターン」は投資の大原則
  • 投資信託は「アクティブ型」と「パッシブ(インデックス)型」に分かれる

次回の記事では、このアセットアロケーションの基礎知識を元に、実際に初心者にとっておすすめのアロケーション方法について解説していきます!

【投資初心者向け】NISAのアセットアロケーションはここから始めよ!【投資初心者向け】NISAのアセットアロケーションはここから始めよ!

ぷくろー

「アセットアロケーション」という用語はちょっと難しいけれど、意外とシンプルなんだ!自分にとって最適なアロケーション方法を考えていこう!