ぷくろー
本記事では、NISAで初めての投資をしようという方向けに、投資先やライフスタイルに合わせたおすすめの証券口座を解説していきます。
ずばり、SBI証券、楽天証券、マネックス証券の3つのいずれかから選ぶことをおすすめしています。では、あなたにはどれがフィットするか、見ていきましょう!
目次
NISA口座の証券会社を選ぶ軸
NISA口座を開設する証券会社を選ぶ際には、以下のような点を検討するとよいでしょう。
- 口座開設数(人気度)
- 扱い銘柄数、海外株の対応
- 取引手数料
- チャートツール等の使いやすさ
それぞれ、簡単に解説をしていきます。
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口座開設数(人気度)
まず分かりやすい指標として、どれだけ実際に口座が開設されているのかを見るとよいでしょう。
ちなみに、2019年9月現在、オンライン証券の口座開設数は、SBI証券、楽天証券、マネックス証券がトップ3となっています。
扱い銘柄数、海外株の対応
次に、証券会社によって取引可能な銘柄の数、海外株への対応などは異なっているため、判断軸の1つとなります。
たとえば、SBI証券は、米国・中国のほかに、韓国・ロシア・シンガポールなど計9カ国の株式を扱っていますが、マネックス証券は、米国・中国のみの取扱となっています。
米国・中国は人気の証券会社では対応していることが多いですが、その他の国への投資も検討したいという方は、見ておく必要があるでしょう。
取引手数料
株式の売買手数料は、証券会社によって若干異なっています。
ただ、細かな条件によって若干差が出る程度なので、大きくは気にしなくてもよいでしょう。
なお、NISAの枠で株式を購入する場合、主要のネット証券では国内の株式であれば手数料は無料、海外もETFについては無料になっているケースがほとんどです。
海外の株式についてはマネックス証券のみが手数料を無料化している状態のため、海外株式メインで取引を検討している場合は、マネックス証券を選ぶとよいでしょう。
チャートツール等の使いやすさ
こちらは、いわゆる「テクニカル」と呼ばれる株の値動きの指標を見てトレードする場合に、必要となってくるものです。
ただ、初心者の方がNISAで長期保有を前提とした投資をする際には、そこまで気にしなくてもよいでしょう。
NISAの投資では、最大5年間の非課税期間を活かすことを考えると、そこまで「テクニカル」を意識することなく、「ファンダメンタル」を意識するようにするとよいでしょう。
NISA口座を作れるのは1人ひとつまで
NISA口座をどこの証券会社で作るか考える際に覚えておきたいのは、NISAの口座は1人一つまでしか作ることが出来ないということです。
一般的な証券口座自体は、各証券口座でそれぞれ作ることができます。
ただ、NISA口座については、1人一つとなっており、NISA口座をある証券会社から別の証券会社に移管するには、最長1年ほど待たねばならなかったりします。
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パターン別初心者におすすめの証券会社
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特にこだわりがなければ、SBI証券で決まり
まずは、SBI証券。王道中の王道です。
筆者もメインで使っているのはSBI証券です。利用している理由は、簡単にいうと最も使われており必要な機能が全てあるから。
口座開設数は、ネット証券の中でダントツの4,470万件(2018年9月)。
さらに、海外株については、米国、中国、ロシア、韓国、シンガポール、ベトナム、マレーシア、インドネシア、タイの9カ国に対応しているという優秀さ。
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米国や中国の株を購入したければ、マネックス証券
次に、米国と中国の株式をNISAでお得に購入したいという人には、マネックス証券がおすすめです。
なぜなら、マネックス証券では、他の証券会社とはことなり、米国・中国の株式の購入手数料がNISA枠の場合に無料になるからです。
SBI証券含めた他の証券会社の場合、海外のETF(複数の株式を対象にした指数)については、NISA枠で手数料が無料になりますが、海外の「株式」はそれが適用されません。
そのため、海外(米国・中国)の株式そのものを購入したいという明確な意思がある場合えには、マネックス証券を選んでみるとよいでしょう。
楽天ポイントを集めたければ、楽天証券
楽天市場でショッピングをして、楽天カードや楽天ペイで決済をして、楽天銀行にお金を預け、楽天トラベルで旅行に行く。
そんな楽天好きな方は、楽天証券を選択してみてもよいでしょう。
NISAの枠における直接的な関連性はありませんが、楽天カード決済による積立の際に100円につき1%、投信積立サービスの手数料をポイントでキャッシュバックといったサービスがあります(詳細はこちら)
また、楽天ポイントでそのまま投資をすることも可能です。
このような点から、楽天サービスに慣れている人は、その延長として楽天証券でNISA口座を作成するのもありでしょう。
各証券口座の情報を整理すると
さいごに、SBI証券、楽天証券、マネックス証券の3つの証券会社のNISA枠における条件について、まとめてみました。
SBI証券 | 楽天証券 | マネックス証券 | ||
---|---|---|---|---|
手数料 | 国内株式 | 0円 | 0円 | 0円 |
海外株式 | 手数料あり | 手数料あり | 0円 | |
海外ETF | 0円 | 0円 | 0円 | |
外国 株式取扱 | 米国 | ○ | ○ | ○ |
中国 | ○ | ○ | ○ | |
その他 | 7カ国 | 4カ国 | × | |
投資信託 取扱数 | 2715本 | 2682本 | 1178本 |
まとめ
本記事では、NISAで投資が初めてという方向けに、おすすめの証券会社について解説をしてきました。
「迷ったらSBI証券」ということで、まずは始めてみることも大事なので、悩みすぎずに、本記事の内容を参考に証券会社を決めて口座を解説してみるとよいと思います。
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