「投資信託とETFの比較シミュレーション」を公開!

投資ポートフォリオ管理アプリ5つを機能別に徹底比較【マイトレードの代わりは?】

【マイトレードの次はどれ?】ポートフォリオ管理アプリを機能別に比較してみた

ぷくろー

株式ポートフォリオ管理アプリの代表格「マイトレード(myTrade)」がサービス停止になり、代わりにどのアプリを利用しようか決めかねている人も多いかな?

2020年1月9日をもって株式ポートフォリオ管理アプリ「マイトレード(myTrade)」は運営終了となりました。

ツイッターを見ている限り、個人投資家の中では最も利用されていたポートフォリオ管理アプリだったのではないかと思います。

マイトレードがなくなった今、どのアプリでポートフォリオ管理をするべきか、迷ってしまいますよね。

というわけで、本記事では、主要なポートフォリオ管理アプリ5つを機能別で比較することで、投資スタイル別に適したポートフォリオ管理アプリを明らかにしていきます!

「マイトレードの代わり」候補は主に5つ

昨日、ツイッターにて「マイトレードの代替アプリ」として何を使う予定か聞いてみました。

皆さんのコメントを見る限り、以下の5つのアプリが「マイトレードの代わり」として検討されているようです。

  1. ロボフォリオ
  2. Investing.com
  3. Yahoo!ファイナンス
  4. ポートフォリオトレーダー
  5. Stock Master

ポートフォリオ管理アプリの機能別比較表

では、早速、各ポートフォリオ管理アプリの機能別比較表をみていきましょう!

実際にアプリをインストールして調べてみると、以下のような結果になりました。

ポートフォリオ管理アプリ比較

まず注意すべきは「ポートフォリオ対象」の部分です。これは、ポートフォリオに追加できる証券の対象を表しています。

「日本株式」「国内投資信託」「外国株式・ETF」の全てを網羅しているサービスは「Investing.com」1つしかないというのがまず驚きでした。

また、証券会社のログインパスワードを共有することで保有銘柄の獲得単価や保有数を自動で取得してくれる「証券会社自動連携」については、「ロボフォリオ」のみの対応となっており、こちらも意外でした。

マイトレードの機能と比較すると、各アプリで「✕」となっている箇所が目立ちますね。

資産推移や損益推移などのグラフ表示は「ポートフォリオトレーダー(Portfolio Trader)」が優れていることも分かります。

投資スタイル別に適したアプリは異なる

これらの情報から、「投資スタイル別に適したポートフォリオ管理アプリ」を整理してみましょう。

  • 日本株式、投資信託、外国株式・ETFの全てを管理したいなら、Investing.com 一択
  • 日本株式だけでOKなら、ロボフォリオが楽ちん
  • 日本株式と国内投資信託を扱うなら、Yahoo!ファイナンスか Investing.com
  • 国内投資信託は必要なしで、資産推移や損益推移の表示を重視したいならポートフォリオトラッカー

こんな感じになりますかね!

個人的には、日本株式、投資信託、外国株式・ETFすべてを投資対象としているため、「Investing.com」を利用していく予定です。

みなさんも、自分の投資スタイルによって当てはまるサービスを確認してみてください!

各ポートフォリオアプリを簡単にご紹介

では、自分に適したポートフォリオ管理アプリが大枠で掴めたところで、各アプリについて簡単に解説していきましょう!

ロボフォリオ

ロボフォリオ

ロボフォリオは、唯一の証券会社サイトとの自動連携機能がついているアプリです。

株式の売買時に毎回手動で更新する必要なくなるため、この自動連携は非常に便利です。

2020年1月現在、SBI証券・マネックス証券・楽天証券・松井証券・カブドットコム証券、GMOクリック証券の6つのネット証券に対応しています。

ロボフォリオの画面イメージ

素晴らしいサービスであるものの、ポートフォリオ対象が「国内株式のみ」というのが玉に瑕ですね。

投資信託や外国株式の比率が高い人にとっては選択肢から外れてくる、あるいは他のアプリとの併用を検討する必要があるでしょう。

Investing.com(インベスティングドットコム)

Investing.com

Investing.com は、投資に関連する経済ニュースや経済指標をいち早く掴むための金融情報アプリです。

そして、その中の1つの機能として、ポートフォリオ管理があります。実際に使ってみた様子が以下のキャプチャです。

Invesrting.comのポートフォリオ管理はこのような形に

このように、国内株式、国内投資信託、外国株式の全てに対応しており、ポートフォリオとして値動きを追っていくことができます。

また、登録している銘柄に関連するニュースを表示してくれるのも嬉しい機能です。

資産推移や損益推移などのグラフ系は充実していませんが、そこはポートフォリオ管理がアプリ内の1機能にすぎないため仕方ないとも言えるでしょう。

広告も過度に多くなく、非常に使いやすいアプリです。Android は1,000万ダウンロード超えというリリースも出ています。

Yahoo!ファイナンス

Yahoo!ファイナンス

Yahoo!ファイナンスは、みなさんもご存知ですかね!

さすがヤフーさんということで、操作性は申し分ないです。

ポートフォリオの機能としては、国内株式及び国内投資信託については対応していますが、外国株式は対象外となっています。

そのため、日本国内の金融商品のみ見ているという方にとっては候補に上がってくるでしょう。

Yahoo!ファイナンスは、良くも悪くも各銘柄ごとの掲示板が有名ですよね。煽りも多いため、あまり参考にしないほうがよいとは思います。

Portfolio Trader(ポートフォリオトレーダー)

ポートフォリオトレーダー

ポートフォリオトレーダーは、まさにポートフォリオの管理に特化したアプリです。

上図のように、資産推移や損益推移のグラフにも対応しています。

日本の株式や外国株式・ETFには対応していますが、国内投資信託はどうやら対応していないようですね。そこだけ気になりました。

あとは、無料のLite版では3銘柄までしか登録できないため、利用するとなると1,720円の有料版を購入する必要があるでしょう。

個人的には操作性に若干難があるかなという印象ですが、ぜひ自分で触ってみてもよいでしょう。

Stock Master(ストックマスター)

Stock Master

さいごに、Stock Master(ストックマスター)ですね。

こちらは、正直なところ、広告が多すぎて積極的に使いたいとは思えませんでした。

日本株式や国内投資信託にも対応していないため、これまでご紹介してきた4つのアプリに対してこちらを選ぶ理由はないでしょう。

ExcelやSpreadsheetで管理する方法も

ここまでポートフォリオを「アプリで」管理する方法についてご紹介してきましたが、一方で、Excel や Google Spreadsheet を活用した管理する方法ももちろんありでしょう。

アプリで管理する場合に、特に証券会社からの自動連携があると、セキュリティ面の懸念をされる方もいらっしゃると思います。

実際には、取引パスワードを共有するわけではないので、クリティカルな問題は起きないはずですが、心配になる気持ちもわかります。

Google Spreadsheet であれば、株式の価格を数式やスクレイピングで自動で取得することもできたりするので、うまく利用すれば自分だけの最強のポートフォリオを作ることもできるでしょう。

Google Finance の構文

僕もこれからいじってみるので、見やすいポートフォリオシートができたら、みなさんに共有していければと思います。

まとめ

本記事では、マイトレードに代わるポートフォリオ管理アプリを探そうということで、主要な5つのアプリの機能を徹底比較した上で、投資スタイル別のおすすめアプリのご紹介、そして各アプリの簡単な解説をしてきました。

僕自身の方針としては、一旦 Investing.com を利用しつつ、資産の推移は「マネーフォワードME」で見ることにします。

マネーフォワードMEは、無料でもある程度利用できますし、僕の場合は月額500円のプレミアム版にすることで、1年以上の長期の推移も追えるようにしたり、銀行口座も含めた各種口座を全て紐付けて一元管理できるようにしています。

» マネーフォワードME:資産・収支管理アプリの決定版

みなさんの投資ライフの参考になれば幸いです!