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SBIネオモバイル証券って実際どうなの?個人的にはアリだと思う理由

SBIネオモバイル証券って実際どうなの?個人的にはアリだと思う理由

ぷくろー

SBIネオモバイル証券が話題になっていますね。「1株」単位で取引できるのは素晴らしい。ただ、どうやら批判もあるようで。。

「SBIネオモバイル証券」は、「1株」単位で株式取引できる新しい画期的な証券サービスです。

通常の株式取引は、1単元(=100株)からの取引となるため、1回の購入単価は数万円〜数百万円と高額になりがちです。

そんな中、株式取引のハードルを下げることで株式取引をより多くの人に触れてもらおうということで登場したのがSBIネオモバイル証券です。

このネオモバイル証券、実は投資クラスタの間ではネガティブな意見もあるようですね。

でも、僕自身は、サブ利用の証券会社として利用していますし、投資初心者〜中級者には自信を持っておすすめできます

本記事では、そんなSBIネオモバイル証券のサービス概要、サービスの特徴やサービスへの批判、そして特におすすめの対象利用者層について解説していきます。

SBIネオモバイル証券とは?

まず、「SBIネオモバイル証券とは?」という疑問に答えていきましょう。

SBIネオモバイル証券はSBI証券の関連会社

SBIネオモバイル証券は、オンライン証券として口座数No.1の「SBI証券」と、Tポイントの運営元として知られる「CCCマーケティング」が共同出資した合弁会社です。

SBIネオモバイル証券は、SBI証券とCCCマーケティングの合弁会社

SBI証券の関連会社ということで証券取引のシステムは信用できますし、そこにTポイントのCCCマーケティングが絡むことで、Tポイントとの連携やユーザーフレンドリーなサービスを実現しているわけです。

2019年4月10日にサービス開始、すでに25万口座開設

SBIネオモバイル証券は、2019年4月10日にサービスが開始されました。

ちょうど1年が経過したくらいですね。立ち上げから1年間にしては知名度が高い話題性のあるサービスな印象です。

そして、驚きなのは、2020年1月末時点ですでに25万口座が開設されていることです。

SBIネオモバイル証券の口座開設数は25万超え

25万口座というのは、業界第3位のマネックス証券が約180万口座、第4位の松井証券が約120万口座ほどであることを考えると、1年間でここまで伸びているのは中々すごいですよね。

SBIネオモバイル証券の特徴

では、ここから「SBIネオモバイル証券」の特徴についてご紹介していきます。

SBIネオモバイル証券の特徴には以下の4点があります。

  1. 国内株式を1株から購入可能
  2. 国内上場株式4,000以上に対応
  3. 保有株の株主優待や配当金をもらえる
  4. 月間50万円までなら実質手数料20円

それぞれ簡単に解説していきましょう。

国内株式を1株から購入可能

まずは、通常100株単位でしか購入できない株式を1株単位で購入できるという点です。

ネオモバなら国内株式を1株から購入可能

「株式取引が初めて」という方の中には知らない方もいらっしゃると思いますが、株式取引は通常1単元(100株)単位で売買がされています。

つまり、株価が1,000円の銘柄であれば、通常の場合、1,000円×100株=10万円の資金が必要となります。

一方、SBIネオモバイル証券であれば、1株単位で売買が可能なため、1株1,000円の銘柄であれば、1,000円から購入できるわけです。

これは、特に株価の高い株式の場合に役立ちます。たとえば、任天堂を例に見てみましょう。任天堂の株価は、2020年4月3日の終値で41,880円です。

任天堂の株価

これを普通に購入しようとすると、100株単位なので418万円が必要となります。いきなりこれだけの金額を株式購入に使える人は相当稀ですよね。

また、株式は基本的に様々な銘柄に分散させることでリスク管理すべきという原則がありますが、上記の例のように418万円分の任天堂株を購入した場合には、少なくとも数千万円の資産はないと十分な分散投資にはできないです。

このように、1株単位で株式を購入できるということは、投資初心者はもちろんのこと、中級者にとってもメリットのある話だといえるでしょう。

ちなみに、このように「1株から取引できるサービス」としては、国内ではSBIネオモバイル証券とLINE証券が当てはまります。

» LINE証券はこちら

LINE証券について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

LINE(ライン)証券は儲かるの?ライン証券「手数料0円」のワナLINE(ライン)証券は儲かるの?ライン証券「手数料0円」でも要注意

国内上場株式4,000以上に対応

次に、SBIネオモバイル証券では、国内の全ての上場株式が売買対象となっています。

具体的には、東証の一部・二部・マザーズなどの主要取引所に加えて、ETFと呼ばれるいくつかの株式を束ねて指数化した金融商品、そして不動産を投資信託化したREITと呼ばれる商品にも対応しています。

現物取引(東証・名証・福証・札証上場銘柄)、国内ETF(国内上場投資信託)、REIT(不動産投資信託)
SBIネオモバイル証券の取扱商品は?

ちょっと難しい名前も出てきましたが、分かりやすくいうと、国内のほぼすべての株式を網羅しているということです。

これは一般的な証券会社では普通のことなのですが、1株単位で取引ができるSBIネオモバイル証券とLINE証券とで取り扱い銘柄数を比較すると以下のようになります。

一目瞭然ですね。SBIネオモバイル証券の対象銘柄数は圧倒的です。

もちろん、LINE証券も主要銘柄から揃えてくれているので、有名企業の株式を購入する上では困らないと思いますが、「あれ、この銘柄ないのか」となることもあるはず。

その点、SBIネオモバイル証券は、初心者から中級者にも適したサービスになっているといえるでしょう。

保有株の株主優待や配当金をもらえる

SBIネオモバイル証券では、1株単位の取引ですが、しっかりと株主優待や配当金も受け取ることができます

以下のツイートは、JT(日本たばこ産業)とワールドホールディングスからの配当金を受け取った時のものです。

株主優待については基本的には「100株以上」の保有が条件になっているため、1株単位のメリットを享受することは難しいです。

ただ、配当金に関しては、1株単位で保有数に応じて支払われる仕組みになっているため、コツコツ保有株を増やしていくことで、それに応じて配当金も増えていきます。

この仕組みを利用して、日本株の高配当銘柄でうまくポートフォリオを組んでリスク管理をしつつも配当金を得るといった利用の仕方はありでしょう。

月間50万円までなら実質月額20円で取引可能

SBIネオモバイル証券は、月額50万円までの取引なら、取引手数料がかからず実質月額20円で取引を行うことができます。

月間50万円までなら実質手数料20円

SBIネオモバイル証券では、毎月の利用料が以下のように設定されています。

月間50万円までなら実質月額20円で取引可能

月間50万円までの取引なら毎月220円(税込)の利用料となっており、毎月期間限定Tポイントが200pt付与されます。

つまり、220円-200pt=20円分の利用料で、月間50万円までの取引を行うことができるわけです。

「月間50万円」の枠があれば、多くの投資初心者にとっては十分な金額でしょう。

SBIネオモバイル証券の注意点

次に、SBIネオモバイル証券の注意点についても触れておきましょう。

  1. NISAやつみたてNISAは対象外
  2. 約定がリアルタイムではない

それぞれについて解説していきましょう。

NISAやつみたてNISAは対象外

SBIネオモバイル証券は、NISAやつみたてNISAの対象ではありません。iDeCoには対応しています。

NISAやつみたてNISAは、通常20.315%かかる配当や値上がり益の税金が無料になる制度です。

NISA(ニーサ)とは何か?NISA(ニーサ)とは?投資経験ゼロの初心者でも分かるNISA入門!

これは資産運用をするのであれば是非利用したい制度なので、対象外となっているのはちょっと注意点ですね。

僕の場合は、SBI証券でNISA口座を開設しており、それと併用する形でSBIネオモバイル証券も利用することにしています。

» SBI証券はこちら

約定がリアルタイムではない

もう1つの注意点は、約定がリアルタイムではないという点です。

「約定(やくじょう)」とは、株式の売買の注文の成立を指す言葉です。

SBIネオモバイル証券の約定タイミングは、以下のようになっています。

<注文時間/約定タイミング>
0:00~10:30 / 当日の後場始値
10:30~21:30 / 翌営業日の前場始値
21:30~24:00 / 翌営業日の後場始値
※土、日、祝日のご注文は休み明けの営業日10:30までのご注文として受け付けます。
※注文を取消する場合も上記注文時間帯となります。

他の証券サービスでは、基本的に約定はリアルタイムですが、SBIネオモバイル証券の場合には、上記のようにズレがあります。

デイトレード等の短期トレードをする人にとっては、このタイミングのズレは致命的です。

でも、投資初心者や長期投資家にとっては、気にしなくてもよいことですね。

SBIネオモバイル証券への批判について

ここまででSBIネオモバイル証券の特徴と注意点について解説してきました。

客観的に解説をしてきましたが、「批判」をするような要素はあまり見当たらないですよね。

では、なぜSBIネオモバイル証券はネガティブな意見を寄せられることがあるのでしょうか?

紹介報酬を目当てに内容の薄い一方的に良いところだけを紹介するようなブログ記事が一部にはあるから

それは、紹介報酬を目当てに内容の偏った一方的に良いところだけを紹介するようなブログ記事が一部にはあるからだと考えています。

そのブログを経由してネオモバの口座が開設されると紹介報酬が支払われるため、ネガティブな点には触れずとにかくおすすめしているというわけです。

僕もこの手法自体には反対です。ただ、そのような手法をする人がいるのとSBIネオモバイル証券のサービスの質とには何の関係もありません

この記事で解説をしてきた内容を踏まえて、サービス自身の内容について検討してみて、利用してみたいと思ったらすればよいというシンプルな話です。

SBIネオモバイル証券はこんな人向け

では、実際にSBIネオモバイル証券は、どんな人向けなのか最後に整理してみましょう。

SBIネオモバイル証券は、以下のような方におすすめです。

  1. 投資初心者でまずは少額から始めたいという人
  2. 資産がそこまで大きくない中でも分散投資をしたい人
  3. 株価の高い銘柄を保有したいという人

まずは、投資初心者で少額から始めてみたい人です。SBIネオモバイル証券なら、数百円から始めることができます。

たとえば、三菱UFJは400円ほど、クックパッドは300円ほどです。

次に、資産がそこまで大きくないけれど「分散投資」をしたいという人です。分散投資は投資のセオリーですね。

1株単位で購入できると、100万円以下の資金でも分散投資のポートフォリオを構築することができます。

さいごに、株価の高い銘柄を保有したいという人です。

たとえば、任天堂の株価は2020年4月3日の終値で41,880円です。通常の100株単位の購入となると418万円も容易しなければなりません。1株単位ならその課題が解決されます。

上記に当てはまる人は、SBIネオモバイル証券の口座を開設してみることをおすすめします。

» SBIネオモバイル証券はこちら

SBI証券or楽天証券でつみたてNISAを並行するのがおすすめ

僕自身は、「NISAを利用したい」という理由と「国外の株を購入したい」という理由から、SBI証券をメインに利用しています。

そして、サブの証券口座として、国内の株式を購入する際に、「SBIネオモバイル証券」を利用しています。

ちなみに、現在の状況としては22銘柄に分散投資しています。一部の投資銘柄をお見せするとこんな感じ。

SBIネオモバイル証券での投資銘柄

新型コロナウイルスの暴落前に購入していた銘柄が多いので、だいぶ損益がマイナスの銘柄も多いですね(汗)

でも、こういうマイナスが出るときも、分散投資なのでダメージが平均化されているのは良い点でした。

SBIネオモバイル証券の始め方

ここまでお読み頂き「ネオモバやってみようかな」と思った方は、以下の3ステップで簡単に始めることができます。

SBIネオモバイル証券の始め方

「少額から始められる」ということもありますし、今は株価が一段階暴落しており「バーゲンセール」とも捉えられるタイミングなので、是非試してみてください。

» SBIネオモバイル証券はこちら