「投資信託とETFの比較シミュレーション」を公開!

【投資初心者向け】NISAのアセットアロケーションはここから始めよ!

【投資初心者向け】NISAのアセットアロケーションはここから始めよ!

ぷくろー

前回の記事では、アセットアロケーションにおける基礎知識として、色んな投資商品のリスクとリターンについて解説したね。
今日は、それを踏まえて、投資初心者にぴったりのアセットアロケーションを解説していくよ!

本記事では、NISAで初めて投資をしてみようという方向けに、どのようにアセットアロケーションを組むべきか、解説していきます。

「NISA」なら年間120万円、「つみたてNISA」なら年間40万円。限られた枠に対して、どのような投資商品の組み合わせがよいのか、本記事を読むと分かるはずです!

投資初心者でもできるアセットアロケーション

では、実際に投資が初めてという人におすすめしたい投資商品タイプを紹介していきます。

基本的には、リスク・リターンともにミドル〜ローに区分されるような投資商品のほうが初心者向きであるといえます。

いきなりハイリスクハイリターンを狙いにいくと、「プロの肥やし」になってしまうこともあるので、注意が必要です。

ぷくろー

まずは難易度の低めの投資で雰囲気を掴むようにしよう!

長期で安定的パフォーマンス&手数料の少ないインデックス型投信

まずは、「インデックス型投資信託」は初心者でも簡単かつリスクが少ないため、おすすめできる投資商品です。

たとえば、「上場インデックスファンドTOPIX」という日経平均の指標に連動するように組まれた投資信託などのことです。

「個別株」よりも様々な株をまとめているため、リスクもリターンも丸まるわけですね。

ぷくろー

「個別株」は「企業単体の成長」、「投資信託」は「複数企業の成長」に投資するという意味になるね。

以前の記事で、投資信託は、「アクティブ型」と「パッシブ(インデックス)型」に分かれるという話をしました。

この2つのうちでは、「パッシブ(インデックス)型」をおすすめしています。

理由としては、アクティブ型がリターンで勝る保証がないなか、手数料はアクティブ型のほうが高く、期待値としてパッシブ(インデックス)型のほうが高いと言えるからです。

まとめると、個別株よりも投資信託、その中でも「パッシブ(インデックス)型」が初心者には特にハードルも低くおすすめしたいです。

新興国市場よりも先進国や全世界のインデックス

投資信託の中には、新興国市場を対象にしたものもあれば、アメリカなどの先進国を対象にしたもの、はたまた全世界を対象にしたものもあります。

たとえば、「eMAXIS 新興国株式インデックス」という新興国市場向けファンドは、中国、インド、南アフリカなどの企業により構成されていたりします。

eMAXIS 新興国株式インデックスの上位構成銘柄
こちらは「eMAXIS 新興国株式インデックス」の上位構成銘柄です。「新興国」といえど、上位に連ねる企業は、アリババ・テンセント・サムスンなど世界的に有名な企業となっていますね。

前回の記事で、新興国のファンドは先進国のファンドに比べて「ハイリスク・ハイリターン」であるという話をしました。

実際の値動きをみてみると分かりやすいので、ここでは、実際に以下の3つのファンドをみてみましょう!

  • eMAXIS 新興国株式インデックス(報告書
  • eMAXIS 先進国株式インデックス(報告書
  • eMAXIS 全世界株式インデックス(報告書
MEMO
ちなみに、「eMAXIS」は、三菱UFJ国際投信のインデックスファンド(投資信託)のシリーズの名前です。SBI証券や楽天証券など、主要な証券会社では取扱いをされています。

eMAXIS新興国株式インデックス

eMAXIS新興国株式インデックスの推移
上下の動きが激しめで全体としては右肩上がりですね。

eMAXIS先進国株式インデックス

eMAXIS 先進国株式インデックスの推移
先進国のインデックスは、新興国に比べて上下の動きが小さく、綺麗に右肩上がり。上昇率としても、新興国を上回る結果に。

eMAXIS全世界株式インデックス

eMAXIS 全世界株式インデックスの推移
全世界株式インデックスの推移は、ほとんど先進国の推移と同じ動きですね。
それもそのはず、こちらの「全世界株式インデックス」のうちの60%はアメリカが占めているなど、先進国比率が非常に高いのです。

先進国インデックスか全世界インデックスが無難な道

まとめると、先進国インデックスあるいは全世界インデックスを買っておくのが無難な道です。

新興国インデックスは、もちろん跳ねる可能性もありますが、不確実性も高く、投資初心者にはあまりおすすめしていないです。

ぷくろー

いきなりハードルの高い新興国のファンドに手を出さずに、ある程度安定した収益が望めるほうが、精神的にも楽なんだよね。

個別株式なら東証一部の成長市場の株式

ここまで、主に投資信託の話をしてきましたが、どうしても個別株式を購入したいという人もいるでしょう。

「つみたてNISA」では個別株は対応していませんが、「NISA」であれば個別の株式も対応しています。

個別株は投資信託にくらべて「ハイリスクハイリターン」であるということを念頭に置いた上で、その中でもリスクが低めで初心者におすすめなのは「東証一部の成長市場にいる企業」です。

東証一部、マザーズ、東証二部。日本の株式市場の仕組み

まず、日本国内の株式市場には、「東証一部」「マザーズ」「東証二部」の3つの区分けがあります。

東証一部、マザーズ、東証二部の仕組み
マザースは新興企業向け、東証二部は中小企業向け。一定の条件を満たすと、晴れて東証一部へ上場できることになります。

つまり、「東証一部」のほうが、より信頼性が高く収益的にも安定している企業ということです。

成長市場にいることが企業成長の大きな要素

また、「成長市場にいる企業」については、企業の成長は成長市場にいるかどうかに大きく左右されるため、条件として入れています。

2019年の今であれば、AI(人工知能)、自動運転、IoT、FinTech、SaaSのあたりがホットなトピックです。

個別株式であれば、「東証一部×成長市場」という組み合わせで狙ってみるとよいでしょう。

SBIネオモバイル証券なら1株から購入可能

NISAの対象外ではあるのですが、SBIネオモバイル証券を利用すると、1株からの低コストで購入できるので、初めての投資という方にはおすすめです。

通常、株式の購入は「100株=1単元」として、100株分を購入する必要があります。

たとえば、三菱UFJフィナンシャル・グループの株価は577円(2019年10月29日現在)なので、通常では100株分ということで57,700円からの購入になりますが、SBIネオモバイル証券なら1株で577円から購入できるというわけです。

さらに、Tポイントを使って株を購入することもできるので、Tポイントが余っている人は、練習としてまず使ってみるとよいでしょう!

» SBIネオモバイル証券

まとめ

本記事では、NISAで初めて投資をはじめようという投資初心者の方向けに、ポートフォリオに組み込むべき投資商品について解説してきました。

重要な点をまとめると、次のようになります。

  • 長期で安定的パフォーマンス&手数料の少ない「インデックス型投資信託」は鉄板
  • 「新興国」インデックスよりも「先進国」「全世界」のインデックスが無難
  • 個別株式なら「東証一部」かつ「成長市場」の株式が狙い目

ぜひ投資商品を選ぶ際の参考にしてみてください!

ぷくろー

投資には「絶対」というものはないけれど、勝率を高めることはできるんだ。リスクを理解して取り組むことが大事だね!