本記事では、与沢翼氏が語った【投資を続ける理由】について、彼の言葉を借りながら説明していきます。
では、早速みていきましょう!
目次
あなたはリスクをとっていますか?
安定とはダウンサイドリスクがないこと?
例えば、会社の社長であれば役員報酬は月額で決まっていますし、サラリーマンはサラリーが決まっています。99%の人たちは、こういった安定を望みます。
しかし、会社員である以上、首になることはほとんどありませんし、会社もそんな簡単に潰れはしません。確率は低いのです。
つまり、年収が下がることは考え辛いわけです。要は、ダウンサイドリスクがないってことですね。
実はリスクにはアップサイドとダウンサイドがある
でも、果たしてそのような安定した状態には、リスクがないといえるんでしょうか?
こういった生活のデメリットは、上振れがないということなんです。
リスクは、一般的には危険と訳しますが、正しい解釈は不確実性です。
つまり、リスクには、アップサイドとダウンサイドの側面があるということです。下だけではなく、上にもあるんですね。
与沢さんは、『マイナスのダウンサイドのリスクだけではなく、プラス側のアップサイドのリスクもあることを認識するべき』とおっしゃっています。
与沢氏はなぜ投資をするのか?
2019年の夏に6億もの日本株ポジションを持った理由について、アップサイドを期待しているからです、と与沢さんは言及しています。
さらに、
『給料を何十年かけて億にしていくのは面倒臭いし、あまりに遠回りすぎるし時間がかかりすぎる。』
『老後が安定するという目的ならまだいいが、まどろっこしい、のろい、効率がいいとは言えない』
と言っています。
ボラティリティを生み、人生を面白くしていく
公務員志望、大企業志望の若者を見ていると、本当に日本人は安定を望んでいるよなぁと思いますよね。
でも実は安定とは、ボラティリティがないということです。つまり人生に浮き沈みがないということなんですね。
ぷくろー
さらに、『ニュータイプの時代 新時代を生き抜く24の思考・行動様』の執筆で話題の、山口周氏も最近ツイッターでボラティリティについて言及していました。この視点も面白いですね。
安定的に平均70の成果を上げる人と不安定に平均70の成果を上げる人。みんな前者を目指しますが、突き抜けるのは後者です。後者は100の成果と40の成果がランダムに出るわけですが、100の成果は名声と評価を生む一方で、40の成果はすぐに忘れ去られ、誰も覚えていません。「調子の波」を逆手に取る。
— 山口周 (@shu_yamaguchi) November 16, 2019
安定的に平均70の成果を上げる人と不安定に平均70の成果を上げる人。みんな前者を目指しますが、突き抜けるのは後者です。後者は100の成果と40の成果がランダムに出るわけですが、100の成果は名声と評価を生む一方で、40の成果はすぐに忘れ去られ、誰も覚えていません。「調子の波」を逆手に取る
安定そのものは、実は成功のための足かせになっているというインサイトとも捉えられます。
安定とボラティリティの共存
安定のうえにあるボラティリティが大事
実は安定がまずベースとしてあり、その上で、ボラティリティがあることが大事だと、与沢氏は言います。
リスクは積極的に取りに行くべきですが、ボラティリティだけになっている人もいます。
そういった人は、お金をすっている、減らしている人だと、与沢さんは言います。
投資の原則でもありますが、まず生き残り続けることが大切です。
なぜならば、生き残ってさえいれば挑戦できます、挑戦し続けることさえできれば、いつかは必ず勝てるようになるからです。
そのため、安定した収益がないのに、サラリーマンを退職して投資の専業になるというのはおかしいし、愚かなことです。
まずは、安定した収益をあげられるようになるまで、兼業で望んだほうがいいと、与沢さんは言っています。
ぷくろー
余剰はボラティリティに振り切る
安定以外の余剰分はボラティリティにふらないといけません。
なぜならば、これがないと人生が劇的に変化することはないからです。
例えば、
- 全くグレードの違うマンションに引っ越す
- 全く違うライフスタイルを過ごす
- ビジネスクラスやファーストクラスで移動する
これらは、ボラタイルのあるリスクに賭け続けているからできることです。
まとめ
本記事では、「与沢翼氏がなぜ投資をしているのか?」という疑問に答え、彼の本質を探りました。
以下が、まさに彼が投資をする理由です。こうしてみると、とてもロジカルでいて本質的だなと感じます。
- 投資においてリスクとは危険ではなく、不確実性のこと。
- 一般的にリスクというと、ダウンサイドばかりに目がいきがちだけど、アップサイドのリスクもある。
- 人生を変えるには、ボラティリティが必要不可欠。
- リスクを取らないことは、要はボラティリティがなく上振れもできないということ。
- 安定とボラティリティの共存が最強。
- リスクを人生に取り入れておかないと、まったく面白くない人生になる
収益面で毎月の安定を確保した上で、余剰分を投資等のボラティリティのある資産に振っていきたいですね。
ぷくろー
元の動画はこちらです。
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